声の密度のお話

こんにちは!

オトライフミュージック講師の鈴木さんです。

 

今回久しぶりに歌です!

 

声の原料は息ですが、自分の歌声にどのくらいの割合で息が混ざっているか考えたことはありますか?

 

体験レッスンの時によくあるのですが、

鈴木さん「じゃあ、試しに大きな声をまっすぐ出してみましょうか」

生徒さん「あー」

鈴木さん「おっと、声に息が混ざってハリが無くなってますね。息を混ぜずに発声してみてください」

生徒さん「はい、あー」

鈴木さん「うん、息が混ざってますね」

 

ウィスパーボイスと呼ばれるような声や歌い方をすることは良くありますが、そのつもりが無くても息混じりの声になっていることがあります。

それは、「声の密度」を気にしていないことが原因だと思います。

 

強い声や太い声を出したい場合、最初は出来るだけ声の中の息の割合を少なくすることをお勧めしています。

 

ただ、上記の例のように自身で認識できていない場合どうするか?

 

鈴木さん「それでは、逆に思いっきり息を混ぜて発声してみましょう。タメ息ぐらいの勢いで大丈夫です」

生徒さん「はあー」

鈴木さん「そうそう、そんな感じ!では、息を混ぜないで発声してみてー」

生徒さん「あー」

鈴木さん「息が混ざらなくなりましたね。その声で発声練習をしていきましょう!」

 

こうして、鈴木さんと生徒さんは発声練習に取り組むことが出来ましたとさ。

めでたしめでたし( ̄▽ ̄)

 

ってな感じで、逆に息を混ぜまくってその感覚をつかんじゃう!

そうすると、狙って声の密度を変えることができるようになってきます。

 

ウィスパーボイスは、切なさを表現したり、キンキンしそうな高音を柔らかくしたり、歌の中の様々な場面で活躍します。

 

声の密度を調整して、奥行きのある歌を歌いましょう!